色に関する好みは、人それぞれです。年代、性別、住んでいる地域や環境、文化、歴史によって違います。流行色もその時代の景気や風潮に合わせて決められています。また一人の人間の中で、ある経験を機に、嗜好色が変化することも珍しくないでしょう。
人の嗜好は多様化していき、こだわりが求められています。これだけモノが豊かな時代では、競合するものと差別化し、ターゲットにアピールするには色(デザイン)の力は必須です。そのために、市場を調査し、SPT(セグメンテーション、ポジショニング、ターゲティング)を行い、しっかりとコンセプトを作り上げるところから始めて行きます。「己を知り、敵を知る」ことは、カラーの仕事でも例外ではありません。